杉本貞光（寺垣外） 黒茶碗

この作品について

東京都中央区日本橋にて杉本貞光 作の黒茶碗をLINE査定から出張買取までさせていただきました。
LINE査定では杉本貞光の黒茶碗のみでしたが、実際に伺わせていただくと茶道具が数十点御座いました。全て使わないとの事でしたので、そちらも査定を付けさせていただきました。
杉本貞光は東京都で生まれました。大徳寺の塔頭の徳禅師 住職や総務長、最高顧問等を務め、茶人や書家として活躍した立花大亀 老師に師事し、沖縄海洋博にレリーフ製作、信楽山中に穴窯や伊賀焼専用の穴窯を築窯をし、大徳寺 如意庵や裏千家をはじめ、様々な美術館や高島屋などで作品の展示や個展を開催しました。そして2014年には臨済宗建仁寺派 管長 小堀泰厳 猊下より「戒名：玄覚貞光」贈られました。
お譲りいただきました黒茶碗は杉本貞光の最上位作品になります。外側から漆箱、共箱（桐箱）の二重箱になっており、さらに仕覆も付属しております。状態の方は未使用品で丁重に保管されていた為、とても良好でした。他にも茶碗や茶杓、棗、茶入れなどの茶道具一式を併せてお譲りいただきましたのでお客様に満足いただける査定で買い受け致しました。

作家情報

杉本貞光(寺垣外)について

杉本貞光（すぎもとさだみつ）
1935年　東京に生まれる
1968年　信楽山中に穴窯 築窯
　　　　 茶陶信楽 制作 開始
1974年　大徳寺立花大亀老師 師事
　　　　 沖縄海洋博 レリーフ制作
　　　　 茶陶伊賀 研究制作 開始
1979年　大徳寺如意庵 個展 開催
　　　　 裏千家 個展
　　　　 高麗物、井戸、粉引の研究制作を開始
　　　　 茶陶伊賀の制作発表
1988年　香雪美術館「信楽展」出品
1991年　ＮＹ・ロックフェラーセンター・ギャラリーゼロ アメリカ初個展
1992年　大阪「吉兆・湯木美術館」作品 収蔵
1993年　ミュンヘン・ギャラリー フレッド ハーンスタジオ ドイツ初個展
1994年　アメリカ「エール大学美術館」作品 収蔵
2002年　京都・建仁寺晋山記念 井戸茶碗 納める
　　　　 台湾台北佛光縁美術館「中・日・韓国際陶藝生活藝術展」招待出品
　　　　 韓国利川（イチョン）世界陶磁センター「2002国際陶磁ワークショップ」招待 出品
2003年　韓国霊岩陶器センター「韓日陶芸展」招待 出品、作品 収蔵
　　　　 東京都庭園美術館「現代日本の陶芸・受容と発信」出品
2005年　滋賀県立陶芸の森陶芸館 作品 収蔵
　　　　 渋紙手、高麗黒、青磁、制作完成
2006年　伊賀焼専用の穴窯 築窯
2007年　志野、織部、制作 完成
2008年　アメリカ クラーク日本美術・文化研究センター館 作品 収蔵
2010年　蕎麦、伊羅保、制作完成
2011年　野村美術館 展覧会 開催
2012年　アメリカ ロサンゼルス・カウンティ美術館日本館 作品 展示
　　　　 フランクロイド・ギャラリー 個展 開催
2013年　猿投、黄瀬戸、制作 完成
　　　　 京都 野村美術館 個展 開催
2014年　臨済宗建仁寺派管長小堀泰厳猊下より「戒名：玄覚貞光」を貰う