彫刻家 田嶼碩朗 唐金製 ｢小樽立岩埠頭之精｣ ブロンズ

この作品について

彫刻家 田嶼碩朗の｢小樽立岩埠頭之精｣ をお譲りいただきました。
田嶼碩朗は1878年に福井県で生まれ、正木直彦、高村光雲らに師事し、代表作に北大の「クラーク像」や大通公園の「聖恩碑」などを作製し彫刻界の元老と評された彫刻家です。
昭和七年の作品で唐金製のブロンズの置物になります。傷等も無く比較的状態も良好で共箱もありましたのでお客様に満足いただける査定で買い受け致しました。

作家情報

田嶼碩朗について

田嶼碩朗（たじませきろう）
本名：田嶼珪三(たじまけいぞう）

1878年　福井県坂井郡三国町で生まれる
地元 三国町の彫刻家である島雪斎と島雪舸に木彫を学ぶ
島雪舸より「彫刻家の免許」と「田嶼一舸（いっか）」の雅号を得る
東京藝術大学 彫刻科に入学し、正木直彦 学長と高林光雲 名誉教授に師事
様々な展覧会で賞を受賞し、審査員なども務める
1914年　東京都田端 アトリエ 開設
　　　　 雅号を「田嶼一舸」から「田嶼碩朗」に改める
1935年　アトリエ札幌彫塑研究所 開設
「北大クラーク像」、「行啓記念碑」、「聖恩讃仰塔」などの大作を北海道で遺した
1946年　永眠